北海道釧路鶴野支援学校が令和３年度北海道教育実践表彰を受賞しました。
北海道教育委員会では、本道の学校教育の充実・発展を図るため、昭和44年度から「北海道教育実践表彰」を実施しており、52回目となる令和３年度北海道教育実践表彰において、小・中学校等計９校が受賞し、本校が特別支援学校としては１校のみ受賞することとなりました。
本校は、聴覚障がい教育部門の乳幼児相談室が、根釧・斜網地域で早期療育相談支援を行うとともに、今年度から地域の発達支援センターとリモート教育相談等を始めており、保護者に仲間がいる安心感まで届けられるよう取り組んでいます。
また、特別支援教育パートナー・ティーチャー派遣事業として、根釧・斜網地域の聴覚障がいのある子供たちや釧路地域の幼小中高等に在籍する発達障がい等のある子供たちを指導する教員等に継続した支援を行っています。
ボランティア活動としては、日頃から、北海道ビルメンテナンス協会釧路地区協議会に来校して指導いただいている作業学習の成果を発揮する場として、大楽毛地区の小中学校や企業、一般家庭に協力いただき窓クリーニングを続けており、好評を頂いています。
さらに、(株)美警の協力を得て、地域食堂「つるクール食堂」を年に２回開催し、ランチセットやお弁当などの調理と接客、作業製品の即売などを行い、多くの地域住民に利用していただいています。
今回の受賞は、こうした学校の取組について評価していただいたものですが、平成26年４月の開校以来、８年間にわたり、これまでの教職員や子供たち、保護者の皆様が積み重ねてくださったことへの評価であり、日頃から本校のことを力強く応援してくださる地域の方々にも、心からの感謝を伝えることができるものと考えております。
今後も、本校が「地域とともにある学校」として、引き続き地域の皆様から信頼を集められるよう、子供たちや教職員、保護者の皆様と力を合わせて取り組んで参ります。
