■福祉サービス科■■■■
福祉サービス科では、介護や接客などの学習を通して働く力を身に付け、卒業後の自立を目指しています。
また、地域との交流や他校との合同学習にも取り組んでいます。
1 介護
① ベッドメイキング
シーツや布団カバー、枕カバーの交換を手早く正確に行います。シーツの交換は衛生的な環境を保つために必要です。
褥瘡(じょくそう)の原因となるので、しわなくシーツを敷くことが重要です。
② 車いす
段差やスロープでの実地練習のほか、ベッドからの移乗についても学習します。
操作技術や安全面だけではなく、利用者様とのコミュニケーションも大切です。
③ 外部講師による授業
年に1、2回、福祉教育アドバイザーを招いて介護の授業を実施しています。
介護の講義のほか、車いす、体位変換・移乗介助、高齢者疑似体験などの学習を行います。
2 接客
喫茶での接客を想定し、お客様対応のマニュアルに沿って基本から学んでいます。
お客様の来店から席の案内、商品の提供、テーブルの後片付けまでスムーズに行えるよう日々練習しています。
突発的な出来事への対応など臨機応変さも求められます。
3 家事援助
① 清掃
実習室や配膳場所の清掃を毎回丁寧に行います。
介護現場の食堂やリビングなどの共有スペース、利用者様の居室清掃をイメージして取り組んでいます。
② アイロン・ミシン掛け
校内外からの受注でエプロンやワイシャツのアイロン掛け、タオル作りを行っています。
③ 配膳
週に1,2回、作業学習の4時間目に自学年全員分の給食の配膳を行っています。
衛生面に気を付けながら、決められた時間内にたくさんの食数を準備します。
盛り付ける量のバランスや見栄えにも気を付けています。
4 その他(行事や校外学習)
▲くしろせんもん学校との合同学習 ▲町内会交流会 ▲つるクール食堂▲
① 接客コンテスト校内技能大会
接客の学習成果を試す機会として、学科内で行う技能検定と環境・流通サポート科と合同で行う技能大会があります。
技能検定は、接客マニュアルどおり1人で正確にこなす技能をチェックします。
校内技能大会は、アビリンピック北海道大会の予選も兼ね、仲間と協力してお客様対応を行います。
② くしろせんもん学校との合同学習
くしろせんもん学校の介護環境科の学生さんと、様々な場面や状況に応じた介助について合同学習を行います。
くしろせんもん学校の学生さんは、丁寧に教えてくれるので、とても有意義な活動となっています。
③ 町内会交流会
大楽毛北3丁目町内会さんの「ふれあい いきいきサロン『はまなす』」に参加しています。
町内会の方と一緒に企画したレクを楽しんだり、進行のサポートを行ったりしています。
④ つるクール食堂
つるクール食堂とは、株式会社美警さんが主催する地域食堂で、毎年6月と11月にコア鳥取で開催しています。
調理は、食品デザイン科と釧路短期大学の講師の方(6月)、みはら・かがやき食堂の皆さん(11月)と協力して
行いました。福祉サービス科は、会場設営や受付補助のほか、配膳やコーヒー出しなどの接客を行います。