■生産技術科■■■■
生産技術科の作業学習は、窯業(ようぎょう)と紙工の2本柱です。製品の製造や販売会などの学習を通じ
て、働く体験をします。製品製造の基礎的・基本的な知識と技術やコミュニケーションの力、達成感、社会貢
献の喜びなど、働く力を育みます。
1 窯業
① 成形 ② 素焼き ③ 釉掛け ④ 完成
① 成 形
粘土を一定の厚さに伸ばしてせっこう型に沿わせる「板づくり」、泥しょう(ドロドロの粘土)をせっこう型に
流し込む「鋳込み(いこみ)」、粘土をひも状に伸ばして積み上げる「よりづくり」などの方法があります。
② 素焼き
乾燥させた製品にやすりを掛けたり雑巾で拭いたりして、表面をきれいに整えます。窯で素焼きします。
③ 釉掛け(ゆがけ)
釉薬(ゆうやく)を掛けます。まずは釉薬と水が均一に混ざるように棒でかき混ぜたり、濃さを調整したりして、
釉薬の準備をします。釉薬を掛けるときは、厚みが一定に、むらなく全体に釉薬が掛かるように気をつけます。
④ 完 成
本焼きします。やすりを掛けて、表面をなめらかに仕上げると完成です。
2 紙工
(1)紙 す き
① パルプや花紙など、材料を準備します。作りたい紙の厚さや色に合わせて、材料を正しく計量します。
② 水とパルプをミキサーにかけます。材料が細かく混ざっているか確認します。
③ パルプを型に流し込んで紙をすきます。パルプのかたまりやゴミが入っていないか、厚さが均等か、しわが
ないかを確認します。
④ プレスして、乾燥させると完成です。
(2)紙工製品